• 色聴(Color-Hearing)とは
  • 色聴とは『音を聴くと色が見える』という共感覚の一種です。共感覚とは
  • 音に色を感じる 音に色を感じる
  • 例えば、 「単語や文字の発音を聴くと色が見える」 や、
    ドレミファソラシドなどの 「音階や調性音を聴くと色が見える」 など、様々なタイプの色聴があります。
  • 前者は 「A」 という文字や 「てすと」 という単語の発音に対して色を感じ取ります。
  • 後者は 「ハ長調(C)は赤、イ長調(A)は緑」 といったように、
    音階や調性に対して色を感じ取ります。
  • 例えば、ロシアの作曲家スクリャービンはハ長調(C)は、イ長調(A)は
    同じくリムスキー・コルサコフはハ長調(C)は、ニ長調(D)は
    という具合に色を感じていたようです。

  • 音と色を用いた芸術
  • 音楽と色彩を見事に融合した作品として有名なのが、1940年(日本では1955年)に公開されたディズニーの『ファンタジア』です。
  • 下の動画はファンタジアの田園(ベートーヴェンの交響曲第6番)になります。



  • 書記素-色(Grapheme-Color)とは
  • 『文字に色が見える』という共感覚の一種です。共感覚とは
  • 音に色を感じる 音に色を感じる
  • 例えば、 「アルファベットのA、B、Cを見ると色が感じる」 や、
    あ、き、もなどの 「平仮名や片仮名を見ると色が見える」 など、様々なタイプの書記素-色があります。
  • 前者はアルファベットのみを母語の表記に用いる欧米の共感覚である場合は多いです
  • 後者はかな・漢字・アルファベットを併用する日本人であっても、多くの日本の共感覚者は、かなやアルファベット(表音文字)に対する共感覚のみを訴え、数万もある漢字の全てに色が見えると訴える人は極めて稀です。
    さらに、形が異なるひらがなとカタカナとでは、読みが同じであれば(「あ」と「ア」など)同じ色に見えると訴える日本人共感覚者がほぼ100%です。
  • 上述ビデオの文字に色が見える方は他の漢字に見える色のリストがこちら

  • 様々な書記素-色共感覚の有名人がいます。
    詩人のアルチュール・ランボーは、「A は、E は、I は、U は、O は」で始まるソネット『母音』を残しており、しばしば共感覚の証拠とされます。
    作家のウラジーミル・ナボコフは色はアルファベットの形ではなくその音に結びついていたようで、例えば英語の a は「長い風雨に耐えた森の持つ黒々とした色」でフランス語の a は「つややかな黒檀の色」だとしています。

  • 文字と色の共感覚を用いた芸術
  • 書記素-色共感覚をテーマにした小説や絵創作が結構あります
  • 下の動画は小説「涼宮ハルヒの憂鬱」に書かれた曜日と色の共感覚が表れています。
















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